2021年振り返りインタビュー〜事件編〜

Gift 2021年振り返りインタビュー part2

~事件編~

インタビュアー:人見尚汰(尚汰)

インタビュイー:小山真由美(まゆ)

荒川隆太朗(隆太朗)

人見:そうやってお二人とも余裕がない中、意見の食い違いやケンカもあったのではないでしょうか?

まゆ:ケンカしてない時の方が少なかったですね。

隆太朗:人前にいる時以外ほぼ揉めてたね。「F,Lab」のトレーニングが終わって振り返り……ではなく、全く関係のないことで毎回1、2時間言い争いするのが常態化していました(笑)。

まゆ:毎回のミーティングしかり、動画撮影しかり、なんでも時間がかかって大変だったね。

隆太朗:時間もそうだけど、精神的にしんどかったんじゃない? 僕の目にはまゆさん動画撮影で苦しんでいるように見えたけど。

まゆ:そうだねぇ……。言っても私会計の専門家という立場だし、間違ったことやタブーを言ってしまわないよう細心の注意を払わなきゃいけないでしょ? でも一方で、面白くてわかりやすいコンテンツにしたいという思いもある。

しかも「F,Lab」受講生の中には完全に会計初心者という方がいれば、そこそこ知識のある方まで色んな方がいらっしゃいます。その中で一体どういう伝え方がベストなのかわからなくて、苦戦、苦戦という感じでしたね。

――自分の持っている知識のアウトプットの仕方がわからなかった、ということですかね?

まゆ:そうですね。特に私自身、悩むことなく楽しみながら会計の知識を身につけていった経緯があるので、初心者の方がつまづきやすい部分や苦戦しやすいポイントを見落としてしまっていたのも影響しているのかもしれません。

――なるほど、わからない人の立場に立てていなかったことが大きなポイントみたいですね。

まゆ:そうですね。

隆太朗:実はですが、「F,Lab」第二期の方が見る動画って、第一期の方が見た動画とは違うんですよ。2期が始まる直前にまゆさんが「全部撮り直します」って言い始めて(笑)。

――全部ですか?

隆太朗:そう。マジで? 今言う? って思ったんですが、せっかく撮り直すなら良いものにしたいですし、今現在結構頑張りながらStep2を撮り直しています(笑)。

――思い切ったね(笑)。でも、それってまゆさん最初の動画に納得していなかったということですよね?

まゆ:「F,Lab」の営業中に「会計を一から学びたいんです」という声を聞いたのがきっかけだったよね、本気で撮り直そうと思ったのは。

隆太朗:えっと、ごめん、それ初めて聞いたわ(笑)。「撮り直します」しか聞いてないぞ、俺(笑)。

――意外と抜け漏れがあったり、事件が起きてたんだなぁ(笑)。

隆太朗:意外なこと、驚くことだらけだったよ、この一年は。

こんなこともあった。話は変わるけど、関わってくれている団体さんに対してGiftのヒアリングを行ったことがあって。Gifのことをどう思ってるか正直に聞こうということで、質問フォームを作ったんですよ。その中に「F,Lab」の料金についても聞いたんですが、まさかのアベレージ3000円というね(笑)。

――3000円! 「F,Lab」の料金ってそんなに安くないよね?

隆太朗:20000円だね(笑)。僕たちみたいなNPOの中間支援組織に対して、月額20000円という金額を払いたい団体がいるかどうか。答えは「NO」。誰に相談しても「やめとけ」って言われたんだけど、自分たちの収益のことを考えるとやっぱりこの価格で勝負するしかなくて。

――そうだったんだね。じゃあ、参加した団体はみんな金額に納得してるってことか。

隆太朗:どうしても難しい団体には減額措置を設けていて、最大で10000円減額してる。でも実はこれ、月額サポーターさんの支えがあって出来ていることなので、この場を借りて感謝をお伝えしたいです。

そうやって色んな手を使って、頭を使って参加団体も集め、「よっしゃ、やるぞ、ここからやー!」って時に、俺限界迎えちゃったんだよね。

――冒頭言ってたやつか。

隆太朗:うん。それでもまゆさんは「私がなんとかします!!」って意地と根気で続けようとしてて。限界迎えてぶっ倒れた俺と、全部背負って無理するまゆさん、という構図で走ることになってしまって(笑)。しばらくしてからちゃんと話す場を設けて、お互い思ってることを全部吐き出したからよかったね。

――ある意味そこがターニングポイントなのかな?

隆太朗:ターニングポイントで言うと、尚汰に写真撮ってもらった時かな。

――写真?

隆太朗:そう。10月に撮ってもらった僕とまゆさんの2ショット。その頃、ちょうどまた寄付キャンペーンをやろうとしてたタイミングで、お互いのFacebookアイコンを尚汰に撮ってもらった写真にしたんだよ。

 

噂のプロフィール写真はこちら↓

 

――確かにやってた、お揃いアイコン。あれがターニングポイントなんだ。

隆太朗:お揃いのアイコンなんて今までの僕だったら絶対やらない。「一緒にやってますよー」「仲良いですよー」みたいなあの感じが嫌すぎて。なんなら「Giftの人」って思われるのも嫌な時期があった。

――確かに隆太朗ってそういう若者相応なことするイメージないし、これはある意味事件やね(笑)。

隆太朗:でも、もう俺たちにはこれしかない、今この状況はこういうことでしか力を高められない、みたいな思いが湧き上がってて。意を決して「写真同じにしましょう」って提案したね。まぁ、まゆさんは引いてたけど(笑)。

まゆ:2人揃って同じプロフィール写真、しかも隆太朗から……。あれは衝撃でした(笑)。でもあの隆太朗がここまでするってことはそれだけ本気なんだなと思えたし、Giftだけでなく自分自信をも変えようとしてるのが伝わってきて。だからこそ、私自身も変わらなきゃなと思えましたよ。

――あのお揃いアイコンにそんな背景があったとは……、意外すぎました(笑)。でも、お二人の結束に一役買っていたようで何よりです!

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